風景と地域づくりの
出会いと発見DIARY
景観研究室は、プロジェクトや研究を通じて、九州各地の風景・地域づくりに取り組んでいます。地域の人達と未来を語り合う、デザインについて現場で喧々諤々議論する、素敵な風景や食文化を見つける、地域の人達との長いお付き合いが始まる…風景・地域づくりの中で、たくさんの出会いや発見、感動が生まれる毎日。そんな景観研究室の日常をお伝えしていきます。
December 27, 2007

遠賀川の近況【遠賀川/筒井】

12月20日(木) 現場での打ち合わせ
今日は工事現場の打ち合わせに参加しました。
内容は現段階における問題点等の確認です。筒井ははじめての現場でした。

現場でならではの問題も多々あるようです。
図面で書いてあることも現場に持ち込んでみるとそのとおり表現できない箇所があり、そこをどう対応するか打ち合わせをしました。
左岸については
1.ちょっとした盛土をわざわざ施工するか
2.排水設備とプロムナードがけんかする箇所の処理をどうするか
3.排水設備とスロープ延長部がけんかする箇所の処理をどうするか
4.図面にあらわれていない工事範囲外の盛土のおわりかたについて
といったことです。
いままで木や雑草が生い茂っていたところにすんでいた猫たちがこの辺をうろついていました。
12月26日(水) 第15回市民部会
年末であわただしい時期ですが、第15回市民部会が開かれました。
そんななか9名の部会メンバーが参加されました。

今回の議題は今年度整備を行う、左岸の駐車場、右岸の確認です。
今回の議論も白熱し、予定時間の2時間を30分超過しました。
前回の第14回市民部会では右岸、左岸両方の説明を行いましたが、今まで話に出てこなかった左岸駐車場が突然現れたため、駐車場が議論の中心となりました。今回は前回の議論に参加されていなかったメンバーから右岸の舗装にたいする意見交換が行われました。
左岸
前回の議論で駐車台数が話題になりましたが、市と調整した結果、300台(緑化ブロック270台+縁石のみ30台)となった経緯の説明が行われました。
また、前回出席されていなかったメンバーから新たな情報が得られ、階段の細かい設計の変更を行った箇所もあります。
議論は縁石のみ30台の駐車スペースへと進み、その部分にいかにして車をとめさせないか話し合いが行われました。このあたりはもう少し市との協議が必要になりました。
右岸
沈下橋からカヌー乗り場へのアプローチの歩道が必要なのかどうかが話題になりました。バリアフリーを考慮し、また利用する人がどういった利用をするか考え尽くして得られた合理的な形ではあるのですが、左岸の現状をお手本と捉えているかたの中にはコンクリートなど硬いもので道を仕上げることに抵抗があるようです。
部会のメンバー一人一人がこの地に対して責任を負っていて、決して変なものはつくれない、つくらせないそんな感じがしました。
工事はいまさらとめられない。だけど、市民はいいものをつくりたいからなんとかならないかと考える。そんななか最善の妥協点を提示するアドバイザー。いいものに対する認識にはいろんな考え方があってそれはそれで面白いことだけど、それは必ずしもいい方向に行くとは限らない。そんなことを学んだ気がします。
関わる人すべてが納得するように年が明けてすぐ再び部会は開かれるようです。

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